海外出張・海外旅行に役立つiPhone App 12選
iPhoneが発売されてから早8年半、その間数々のサービスやAppが生まれ、その利便性はどんどん向上しています。
もちろん海外出張・旅行の際にも、これらのAppは欠かせないものになっています。
そこで今回は、私が実際に海外出張のために活用しているAppを12個ピックアップしてみました。
海外に行く際のヒントにどうぞ。
フライト・ホテル予約
Skyscanner
航空券の価格比較サービス。色々と競合サービスがある中で、これが決定版だと思います。理由はインターフェースの使いやすさと、航空券に特化しているところ。(とはいえ最近はホテルでやレンタカーの価格比較サービスも行っているようですが、アプリからの検索では航空券に特化しています。)
出張前のフライト検索から、急なフライト変更の際まで役立ちます。実際、2015年11月、フランスでテロが発生した際は欧州におり、翌日からフランスに渡航予定だったのですが、事件を受けて会社から帰還命令が。その際に代替のフライトを探すのに非常に助かりました。
Hotels.com
ホテル予約サイト。こちらも急な旅程変更の場合に備えて入れておくと便利です。Hotels.com Rewardsというサービスがあり、Hotels.comアカウントを作っておき、対象のホテルで10泊宿泊すると、1泊分(実際には、10泊の平均宿泊費用)が無料になります。同行者の分を自分のアカウントから予約すれば、その分もカウントされるため、同行者の多い出張の場合はなかなかの勢いでRewardsが溜まっていきます。
日本のホテル予約もできますが、国内発の予約サイトよりも取り扱いホテル数が少なく、溜まったRewardsを国内で消化しにくいのが難点ではあります。
ナビゲーション・レストラン検索
Google Maps
やっぱり、純正よりこちらのほうが使い勝手がいいですね。今まで来たことがない街でも迷う心配がないのは本当に心強いです。
事前にマップをダウンロードしておき、オフラインで見ることもできます。ただし、ライセンスの関係でこの機能が使用できる国・地域は限られており、日本国内ではこの機能が使えないため、使い勝手がわかりにくいのは確かです。
以下、ダウンロード方法を紹介します。
まずはGoogleアカウントにログイン。
次にダウンロードしておきたいエリアを検索し、詳細へ。
ここで右上のメニューを選ぶと、オフラインエリアをダウンロードという項目が出てきます。出てこなければ、非対応地域です。
ピンチしてダウンロードするエリアを決め、ダウンロード。
エリア名を編集できます。
オフラインエリアとして端末にダウンロードされたエリアを確認したいときは、左上のメニューをタップ。
オフラインエリアから、ダウンロードしてあるエリアが確認できます。
有効期限は1ヶ月間のようです。
一つの都市に長く滞在する予定があれば、あらかじめそのエリアマップをダウンロードしておき、通信料の節約に役立てましょう。
DB Navigator
ドイツ鉄道のAppです。こちらのAppの優れているところは、欧州の鉄道をほとんどカバーしているところ。ドイツだけでなく、イタリアやフランスの鉄道ルートや時刻も調べられます。欧州内で、国や都市をまたいでの列車移動がある際は非常に役立ちます。
画像はデュッセルドルフ空港周辺。トラムの情報まで見られます。
そのほかにも旅程の保存、チケットの表示、遅延案内など、かなり機能が充実しています。
Tripadvisor
観光地・レストラン・ホテルの口コミサービス。
出張に向けてホテルを探していると、なぜかやたらと安いホテルが見つかったりします。もちろん経費は安いに越したことはないものの、あまりに安いと何かありそうで不安…という場合はTripadvisorで口コミをチェックします。あまりにレビューが炎上しているようなところはパスしますし、レビュー内容を読むことで、注意点が見えてくることが多々あります。空港からのシャトルバスが高いとか、夜間うるさいとか、バスルームが水浸しになるとか…あらかじめ覚悟できていれば、心構えも変わってきます。また、宿泊地周辺で夕食をとりたい時も、周囲の評判のいい店を探すのに役立ちます。
意外に役立つのが、国内で海外からのお客さんを連れていくレストランを探す時。 外国人のレビューが確認できるので参考になります。
Yelp
いわば食べログ海外版。Tripadvisorと合わせて、裏を取るのに使います。食べログも、ラーメン店等単価が比較的安いところが上位に来やすい傾向があります。Tripadvisorもバックパッカー等のレビューが結構入っているため同様です。そのため念には念を入れたいときはYelpでもレビューをチェックしておきます。
仕事中とはいえ、異国の環境では食は大事。情報収集はしてできる限り地雷は回避しましょう。
ユーティリティ
Google翻訳
何度かのアップデートを経て、非常に精度が上がりました。ただし日本語への翻訳はイマイチ。英語への翻訳は、元の言語が特にヨーロッパ系であれば、かなり違和感なく翻訳してくれます。というわけで、英語が話せない現地ワーカー等とのやりとりに便利。音声認識もできるので、コミュニケーションがスムーズになります。また言語によっては、画像の文字を読み取って翻訳することも可能です。国によっては文字がそもそも全く読めない場合もあるので、レストランで英語のメニューがない場合なんかに役立ちます。
Currency
シンプルな為替コンバーター。やっぱり数カ国をまたいで出張していたりすると、いちいちレートを暗算するのが面倒です。桁数がやたらと多かったりすると尚更。このアプリを入れておけば、すぐに最新レートで換算できます。ただし送金レートでの換算のため、現金レートよりも若干有利なレートになっている点だけ要注意。
仕事効率化
Evernote
言わずと知れたなんでも共有サービス。あらゆる端末をまたいで文書や画像等を共有できます。その多機能製ゆえ活用方法はあらゆるところで紹介されていますが、出張中は特に議事録やレポートの作成に役立ちます。移動中のスキマ時間にiPhoneからミーティングの内容をまとめ、宿に着いてからWi-fiでPCと共有、内容をまとめて発信といった使い方ができ、作業効率向上に一役買ってくれます。
iPhoneやiPadでガンガン文書を入力していくならBluetooth接続できるキーボードを持っていくことをおすすめします。こちらは数年前に購入し、一旦はホコリを被っていたものの、端末側のパフォーマンスが向上したため再び引っ張り出してきたものです。レビューの通り打鍵感が非常に良いです。本格的な出張で試すのはこれからですが、iPad mini 4との組み合わせは抜群ではないかと思います。
Dropbox
こちらももはや説明不要のクラウドストレージ。環境が許せば、業務上のファイルはDropbox上にまとめ、常に最新のバージョンをあらゆる端末から見られるようにしておきたいところです。出張中はWi-fiの速度が十分でなく、添付ファイルを送ろうとすると異様に時間がかかってしまったりすることがありますが、カタログや商品紹介の動画といった重いファイルはなるべくDropboxに集約しておき、送付時は共有リンクをメールするようにすれば解決です。
Goodreader
様々な形式のファイルを閲覧できるリーダー。一旦ファイルをダウンロードしておけばオフラインでも見られるので、出張のスケジュールやホテルの予約確認表、業務上のファイルなどを入れておくと便利です。それから、パスポートコピーの画像を入れておくと、パスポート番号をど忘れした時など地味に役立ちます。Dropboxと繋げて、Dropbox内のフォルダごと丸々ダウンロードができるので、出張関連のデータを1箇所にまとめておき、出発の際にダウンロードすれば最新のファイルが揃うため便利です。
SmartNews
出張中は日本での出来事から遠ざかりがちなので、これで情報収集しています。もちろん国際面もカバーしています。昨年11月にパリでテロが発生した時も、これで第一報を知りました。
Wi-fiのある環境でいったん起動しておけば記事をダウンロードしてくれるため、機内などの通信環境がないところでの閲覧もできます。仕事に関係がありそうだったり、興味深い記事はEvernoteにまとめています。
今後も色々なサービスやAppが登場したり、これまでのAppもどんどん改善されていくでしょう。
定期的に、情報をまとめていきたいと思います。