iPad mini4 Cellular版 – Apple Storeとキャリア、どちらが得かくらべて購入!

きっかけはiPhoneの機種変更でした。
iPhone 5を使い始めてから、かれこれ3年… 2年縛りは解け、そろそろバッテリーのヘタリも気になりだしたことでiPhone 6sに機種変更。
母親の回線が自分の名義での契約になっていることもあり、キャリアはSoftBankのままです。

ヨドバシで手続きする際に、iPadコーナーが目に入ったのでしばし物色。
ここ最近タブレット欲が高まっている… というのも、出張中Wi-fiがない環境では、会社支給のiPhone 6で海外パケットを利用してテザリング、PCに繋げるという運用を行っており、データが降りてくるにも時間がかかり面倒くさい…
しかも会社支給のiPhoneは出張専用で、数人で持ち回しているため、最低限の機能しか使えない… (というか、あまり自分の情報を入れて使いたくない。)
Cellularモデルのタブレットであれば、現地のSIMカードを入れてより安価かつ便利に運用できるでしょう。

また、私物のMacBook Pro 13″を家と仕事で使っているものの、やっぱり寝転がったりしながら気軽に使うには大きい。
持ち運びに負担にならず、テーブルのない場所や寝床でもある程度の操作性がある(であろう)タブレットは持っておきたいところでした。

さて、実物を見ながらサイズを比べてみる…

発売になったばかりのiPad Proはとにかくデカい… このサイズがハマる用途ってそうそうない気がする。パス。

iPad Air 2は…画面の大きさ、薄さと軽さは魅力的なものの、持ち運びを考えると少々大きい。そして最大のネック、キャリア版はSIMロック解除に対応していません。キャリアによって色々と条件はあるものの、Apple製品に関しては、基本的にDocomo, au, Softbankの3社ともSIMロックフリーに応じるのは2015年5月以降に発売された機種のみ。iPad Air2は2014年10月発売のためキャリアではSIMロック解除ができません。

鳴り物入りで発表されたiPad Proの影に隠れて、地味に公開されたiPad mini4。実物を見てみると、サイズ感的にもスペック的にもどうしてなかなか完成度が高い… 今更ながらのタブレットデビューとしては、総合的にiPad mini4が一番良さそう。

というわけで機種はiPad mini4でほぼ固まりました。残るはApple storeからCellularモデルを購入するか、キャリアで購入し、SIMロックを解除するかという点。

まずは料金を比較してみます。

 Wi-FI +Cellular 16GBWi-FI +Cellular 64GBWi-FI +Cellular 128GB
Apple Store61,344円(税込)73,224円(税込)85,104円(税込)
Docomo62,856円(税込)75,600円(税込)87,480円(税込)
au60,360円(税込)73,200円(税込)84,480円(税込)
Softbank61,320円(税込)73,200円(税込)85,080円(税込)

Docomoが若干高いですが、ほぼ横並びです。
これなら素直にApple Storeで購入し、MVNOで運用するのが最もシンプルで汎用性が高く、維持費も抑えられます。
が、各キャリアは新規回線契約確保のため、iPadにもキャリアインセンティブを設けています。
これにより月々の通信費用に割引が適用され、安く運用できるというわけです。
各キャリアの割引内容はこちら。

  Wi-FI +Cellular 16GBWi-FI +Cellular 64GBWi-FI +Cellular 128GB
Docomo割引-2,619円/月x24回
(-62,856円)
-2,565円/月x24回
(-61,560円)
-2,565円/月x24回
(-61,560円)
実質負担額0円585円/月x24回
(14,040円)
1,080円/月x24回
(25,920円)
au割引-2,515円/月x24回
(-60,360円)
-2,515円/月x24回
(-60,360円)
-2,515円/月x24回
(-60,360円)
実質負担額0円535円/月x24回
(12,840円)
1005円/月x24回
(24,120円)
Softbank割引-2,555円/月x24回
(-61,320円)
-2,515円/月x24回
(-60,360円)
-2,540円/月x24回
(-60,960円)
実質負担額0円535円/月x24回
(12,840円)
1005円/月x24回
(24,120円)

 

これにより、各キャリアとも16GBは実質0円となります。64GB, 128GBモデルはDocomoが若干高く、au, Softbankが横並びです。
あとは各キャリア、月々いくらで維持ができるのかによって、2年後にどちらが安くあがるかが計算できます。
キャリアの料金ですが、これは同キャリアの親回線と通信料を共有するか、タブレット単体で契約するかと、通信料によって変動します。
ここでは親回線を同キャリアで契約している場合の、最も安いプランで比較をしてみます。

キャリア契約種別基本使用料データ通信料合計
Docomo新規データプラン: 1,700円/月
インターネット接続料金: 300円/月
データSパック(2GB): 3,500円/月
(Docomo継続利用15年以上で600円引き)
5,500円/月
親回線とのシェアデータプラン: 1,700円/月
インターネット接続料金: 300円/月
シェアオプション: 500円/月2,500円/月
au新規LTEフラット for Tab ds(L) (2GB): 5,700円/月
(誰でも割シングル適用後)
インターネット接続料金: 300円/月
6,000円/月
親回線がauLTEフラット for Tab ds(L) (2GB): 5,700円/月
(誰でも割シングル適用後)
インターネット接続料金: 300円/月
スマホセット割: -2,850円/月
3,150円/月
Softbank新規基本使用料(2年契約): 1,700円/月
ウェブ基本使用料: 300円/月
データ定額パック(2GB): 3,500円/月5,500円/月
親回線とのシェア基本使用料(2年契約): 1,700円/月
ウェブ基本使用料: 300円/月
データシェアプラス: 500円/月2,500円/月

*上記料金はすべて税抜表示です。
DocomoとSoftbankは、親回線が同キャリアであれば、親回線のデータ通信量をシェアする形で、月額2,700円(税込)から運用が可能です。
auは料金体系が異なりますが、12月10日からは横並びの料金体系を開始するようです。

私は親回線をSoftbankで契約しているので、128GBモデルを一括購入し、データシェアプランで運用すると、2年間は(月額2,700円-割引2,540円=160円/月)で運用できる計算になります。親回線の契約が7GBで、iPhoneではせいぜい3GBほどしか使っていないので、十分でしょう。

ここで、Apple Storeで購入したiPad mini4をMVNOで運用した場合の維持費を見てみます。

 月額料金(税抜)容量
mineo900円3GB(データ通信のみ)
IIJ mio900円3GB(データ通信のみ)
OCN モバイル ONE1,100円3GB(データ通信のみ)
DMMモバイル850円3GB(データ通信のみ)
楽天モバイル900円3.1GB(データ通信のみ)
b-mobile1,000円3GB(データ通信のみ)
Biglobe900円3GB(データ通信のみ)

概ね横並びです。
最も多い月額900円を例としてみると、2年間でかかる合計金額比較は下記の通りです。

Apple Store: (本体)85,104円+(月額)972円x24回 = 108,432円
Softbank: (本体)85,080円+(月額)160円x24回 = 88,920円
差額: 19,512円

というわけで、SoftBankのほうが2万円弱お得に運用可能です。
ただしSoftBankの場合、購入日から181日目以降でなければSIMロック解除ができません。(他キャリアもだいたい同条件。)
SIMロックは端末のシリアル番号と結びついており、SIMロック期間中は海外であっても現地SIMは利用できないため、半年間は我慢の必要があります。
ちなみにSIMロック解除を行っても、回線契約をしている限りは月々割が適用されるので、SIMロック解除後はSoftbankのSIMをそのまま使えますし、海外では現地SIMに差し替えて使用することができます。
あとは、割引が切れる2年後からは月額料金がMVNOに比べて跳ね上がるので、MVNOに切り替えるのであれば契約更新のタイミングで忘れずに契約解除しないと、解除手数料だの何だので損します。早速、リマインダにセットしておきました。

もう一点、データシェアオプションが可能になるのは契約の翌月度からとのことで、それまでは月額3,500円のプランに加入しなければならないとのことでした。このあたり、キャリアの居丈高さを感じて腹たちますが、ここまで来てしまったので話を進めます。

また、2016年6月頭からの出張が決まっているので、このタイミングでなければ出張に間に合わないというのが決め手でした。

こうして、iPad mini4が手元に…!

早速ガラスフィルムをAmazonで購入して画面に貼ります。プラスチックのフィルムには戻れませんね。
量販店とAmazonでかなり値段に差があります。

これから使い倒していくのが楽しみです。

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